【産総研】次世代コンピューティング基盤戦略を策定　産総研が取り組むべきハードウェア開発示す

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次世代コンピューティングの中心は「集中から分散へ、クラウドから実世界へ」向かうことが想定される。産業技術総合研究所は、日本が次世代コンピューティングハードウェア開発で取り組むべき基盤戦略を策定した。

日本の強みを生かすには、実世界エッジコンピューティングと超分散コンピューティングの戦略が重要だと指摘。また、民間企業７社や東京工業大学などとともにグリーンサステナブル半導体製造技術検討会を設置、製造技術の体系的構築に向けた検討を開始した。

少子高齢化、多発する自然災害、エネルギー・資源問題等の社会課題、また、２０３０年以降の産業や技術を見据え、日本が取り組むべき技術開発や産業強化の戦略目標として、

１）社会問題の解決に資する、また製造現場やセンサーにおける日本の強みを生かすための「実世界エッジコンピューティングの総合的な強化」

２）半導体産業における材料、製造装置、実装、パッケージ、光デバイス技術等の日本の技術や産業の強みを生かす「超分散コンピューティングに関わるチョークポイント技術の強化」

３）世界的な半導体のサプライチェーンの中で今後顕在化するエネルギー・資源・環境問題に対応するための「グリーンサステナブル半導体製造技術の体系的構築」

の３つの戦略目標とそれを支える設計・試作・評価拠点および人材育成戦略を定めた。

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