2022年5月30日 【北里大】セキュリティー担保したリアルタイム映像共有システムの共同研究を開始 救急医療領域での活用に向けて

■ポイント□

〇救急隊と医療機関がスマホカメラで現場状況をリアルタイム共有

〇来春開設予定の北里大未来工学部と連携し医療ビッグデータをAI解析

〇救急医療分野でのAI・統計モニタリング新手法開発へ

 

北里大学は、凸版印刷㈱(本社:東京都文京区)とソフトバンク㈱(本社:東京都港区)とともに、119番通報の現場と医療機関の間での安全で効果的な情報伝達を実現することを目的に、セキュリティーを担保したリアルタイム映像共有システムの共同研究を、今年7月に開始する。

共同研究では、119番の通報者や現場に出向く救急隊、搬送予定先の医療機関の医療従事者などがスマートフォンのカメラの映像を通して現場の状況をリアルタイムに共有し、スムーズな状況把握やコミュニケーションを実現する仕組みの構築を目指す。

具体的には、医療従事者の本人確認や保有資格の確認ができる凸版印刷の「本人確認アプリ」と、遠隔地にいる人同士がスマホのカメラの映像を見ながらリアルタイムにコミュニケーションを取れるソフトバンクの「visuamall VISUAL TALK(ビジュアモール ビジュアルトーク)」を連携。必要な資格を保有する医療従事者のみが現場の映像にアクセスできる映像共有システムを構築する。

共同研究では、はじめに、三次救急医療機関である北里大病院救命救急・災害医療センター(所在地:神奈川県相模原市)の医師や看護師が、救急現場に出動するドクターカーからの情報伝達や、別室にいる患者や他の医療従事者との情報伝達にこのシステムを活用し、有用性やセキュリティー、使い勝手などを評価する。

また、それらの評価を基にシステムの改善を図るとともに、北里大学病院がある神奈川県相模原市の消防機関と連携し、救急車の出動時にこのシステムを活用する実証実験を、2023年度中に実施することを目指す。

さらに、2023年4月に設置予定の北里大未来工学部との連携により、このシステムに集積された映像などのメディカルビッグデータをAI(人工知能)で解析し、救急医療分野における複雑なデータ抽出や活用のためのAI・統計モデリングの新手法を開発する。

 


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