官庁通信社など全国84社が加盟する公益社団法人日本専門新聞協会(理事長:入澤 亨官庁通信社社長)は、この時期恒例の新春講演会を1月29日に東京・大手門の経団連会館で開催した。同協会の新春講演会は、各界の有識者を招いてその時々の時宜に応じたトピックが語られるもので、今回は作家の北 康利氏を講師に招いて行われた。
戦前・戦後の歴史上の人物を描いた作品を多数発表している北氏。東大法学部卒業後、富士銀行に入行。業務企画部長など要職を歴任後、同行を退職し、作家業に専念。平成17年)に『白洲次郎 占領を背負った男』で山本七平賞を受賞している。
『先人に学ぶ 変化の時代に生き残る経営』と題した講演では、西郷隆盛、白洲次郎、さらに関西電力の社長・会長として黒部ダム建設を成し遂げた太田垣士郎、サントリー中興の祖・佐治信忠ら明治維新から戦中、戦後のさまざまなリーダーの生きざまなどから、変化の激しい現代社会の経営やビジネスに行き残るためのヒントが示された。
作家の北 康利氏