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2016年11月7日 人工知能はどこまで進化するのか

第29期竜王戦7番勝負の挑戦者を決定する対局で、プロ棋士がコンピュ-タ-の将棋ソフトを不正に使用した疑いが浮上した。日本将棋連盟は、「対局者は電子機器を所定の場所に預け、対局中の使用禁止」や「外出禁止」などの規制策を発表した。電子機器の使用が発覚した場合は除名相当という重い処分を下すとしている。

本年3月9日、人工知能(AI)の分野で、歴史的な事件が起きていた。チェスや将棋と比べ手数が圧倒的に多い囲碁対局で、米国のグ-グルが開発した囲碁ソフト「アルファ碁」が世界のトップレベルのプロ棋士を打ち負かした。囲碁ソフトがプロ棋士のレベルに達するのはまだまだ時間がかかると思われていた。「アルファ碁」は10万件の棋譜を学び、その実力は、プロ棋士にも理解できないほどの高みを極めている。10年は勝てないといわれた人間の牙城を簡単に崩したのである。

AIは、人々の予想をはるかに上回る速さで進化している。現在のAIブ-ムは、第3次ブ-ムで、その原動力が「深層学習」の技術にある。その深層学習とは、人間が正確に目標を与えると自ら学習し、それを正確に達成する能力を獲得して、人間の脳の働きをまねて、賢いコンピュ-タ-を作り出した。人間の知能をAIが超える「シンギュラリティ-(Singularity)」現象は、2045年頃に起きるといった予測も早まりそうだ。SFの世界で、人間の制御から独走するコンピュ-タ-と人類との覇権争いといったシナリオがあった。それこそがシンギュラリティ-の発端かもしれない。

さて、来年1月のダボス会議におけるテ-マは「人類の生活と常識が根底から覆される歴史的転換点の到来」で、AIやロボットに代替されるリスクの低い職業に関心が集まっている。昨年12月、野村総合研究所は、「10年ないし20年先には、今ある仕事の49%がAIやロボットに代替えできるようになる」といった調査結果を発表している。今後、人工知能がどこまで進化するのか、その趨勢が注目される。なお、AIでは米国に、IoTではドイツに先を越されたわが国ではあるが、伝統的な「モノづくり」の発想力を発揮して画期的な製品開発に期待したい。

 


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