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2019年10月28日 五輪国内委さま、フェイクニュースごめんなさい

2020東京オリンピック・パラリンピックまで、残り10ヵ月を切った。歓喜に沸いた2013年のアルゼンチン・ブエノスアイノスでの招致決定後、五輪エンブレムの盗作問題などドタバタ続きだったのは、今思えば遠い昔。新国立競技場がほぼ完成し、12月にこけら落としイベントが開催されるなど、概ねスケジュール通りに進捗。あとは本番を待つのみ。メダルはどのくらい取れるのか。「さすがわが国日本。スケジュール通り。すばらしい」。

と、なるはずだったが、寝耳に水となる突然の大本営発表。IOC(国際オリンピック委員会)が、マラソン・競歩の会場を札幌に移すとの方針を、ほぼ命令のごとく下した。先の世界陸上ドーハ大会で、灼熱の環境下で、多くの選手が競技続行不可能となるなど、アスリートファーストに反しているとの声に応えたものだが、やり方がやや乱暴との意見が大多数を占める。小池都知事も猛反発している。そりゃ当然だ。

開催都市の五輪に関する権限は恐ろしく小さい。開催時期もそのひとつで、7月後半から8月上旬という日程については、大会収入の多数を占める米国テレビ局等の放映権料の影響などと言われているが、スケジュールを変える力は開催国にはない。この条件で五輪開催できる国は手を挙げよということで、できないなら、はじめから招致を希望するなということだそうだ。

それにしても、無学は恐ろしい。このことを知らずに、これまで何度、夏開催を改め、秋開催にすべきと、内輪であるが、叫んでいたことか。「勉強はしないよりしておいた方がいい、後になって気づいたって遅い」。かつてのアイドル歌手で、現在は歌番組の司会などで活躍している森高千里は、1991年に『勉強の歌』でこう歌った。これまでの無礼を東京オリ・パラ国内委に詫びるとともに、確かな知識の必要性を感じる今日この頃です。ノーモア・フェイクニュース。


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