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2019年7月29日 地域の取り組みに光りを当てる「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」

内閣官房と農林水産省では、「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の第6回選定にあたり、現在、優良事例の募集を行っている。この制度は、「強い農林水産業」と「美しく活力ある農山漁村」の実現に向け、農山漁村が持つポテンシャルを引き出すことで地域の活性化や所得向上に取り組んでいる事例を選定し、全国に発信するもの。地域において、新たな需要の発掘・創造や、埋もれていた地域資源の活用を行うことにより、農林水産業・地域の活力創造につながる、①美しく伝統ある農山漁村の次世代への継承、②幅広い分野・地域との連携による農林水産業・農山漁村の再生、③国内外の新たな需要に即した農林水産業の実現といった取組を対象としている。平成26年度からスタートし、現在までに143地区が選定されている。応募地区数も回数を重ねるごとに増加している。

また、この制度に関する取組として、今年6月に「ディスカバー農山漁村の宝サミット」が行われ、その際、これまでの選定地区の中から、選定後も意欲的に取組を継続している最優良地区として、「(株)早和果樹園」に大賞が授与された。早和果樹園では、高品質の有田みかん生産に取り組んでいるほか、みかんジュースやジャム、ポン酢など、有田みかんに特化した商品開発を行っている。生産には、ICT農業システムを導入し、栽培技術の「見える化」を進め、農作業の効率化を推進している。各種商談会や百貨店等での販売、海外への輸出など、販売促進と消費者のニーズの把握にも力を入れており、消費者との交流事業も実施している。さらに、農作業や加工など、シニア女性の活躍の場である子会社を設立している。

全国には、「ディスカバー農山漁村の宝」に選定された地区のほかにも、優れた取組を実施しているところが数多く存在している。この制度には、今後も、そうした地域にスポットライトを当てることで、他地域の取組の呼び水となることや、地域間の連携など取組の更なる展開のきっかけとなることが期待されている。


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