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2019年1月4日  2019年の展望、慶事と内憂外患

本年は我が国にとって近年稀に見る、メガトン級のイベントが目白押な一年になるでしょう。
昨年来、挨拶の枕詞となりました「平成最後の・・・」
天皇陛下の退位、皇太子さまの即位によって5月に改元されます。
私たちは約200年ぶりとなる皇位継承の儀式を目の当たりにすることができます。
歴史的な皇室の慶事に伴い4月末日から10連休となることには、嬉しい反面、若干の戸惑いがあるのではないでしょうか。
国民生活に影響を及ぼすことの無い様、いまから万全な対策が求められます。
グローバル化が進んだ今日、特に株式や為替の金融市場においては、上場企業の決算発表や海外を含めて重要な経済指標の発表の時期と重なり、長期間、金融市場を閉じることは世界的に大きな混乱を招くことが予想されます。
それにしても、連休中は一年を通じて最も気候がよい時季であります。桜前線がニッポン列島を北上し、待ちこがれていた春の到来と共にお祝いムードが重なり、人々の消費が弾み、更なる景気拡大への後押しとなるに違いありません。空前絶後の超大型連休が今から期待されます。

そして、春から秋へ、いよいよ消費増税の実施到来です。
前回の消費増税による景気の落ち込みを反省して、ご承知の通り、キャッシュレスに対応したポイント還元や、自動車・住宅などには買い控えによる景気への配慮から各種施策が用意されています。
しかし、問題点の多い軽減税率では現場の対応が相当遅れているのが現状です。
また消費増税により低所得者等に対しては金券配布が予定されるなど、バラマキではないかと揶揄されています。
消費増税の目的である「社会保障と税の一体改革」の趣旨から逸脱しては困ります。
軽減税率の適用で複雑になった消費税には、シンプルで明瞭、かつ公平を求めたい。
以上が本年の2大イベントではありますが、まだまだ紆余曲折があるかもしれません。
さらに、春の統一地方選挙、参議院選挙、6月の大阪でのG20開催など重要な政治日程が続きます。

海外に目を向けると、米国の外交・内政はトランプ大統領の「米国第一主義」により、大きく修正され自由・人権といった普遍的価値観は残念ながら過去のものとなりました。
中国との貿易協議の行方は混沌とし、新たな米中冷戦の様子を呈しています。
トランプ大統領のツイッターによる政府高官の更迭発表は日常茶飯事となっています。
本年もトランプ大統領の気まぐれが世界の政治・経済を大きく揺さぶることになるでしょう。近々開始される、我が国との貿易協議の進展も目が離せない状況となっています。
タイムリミットが迫った英国のEU離脱問題、ドイツやフランスの経済の低迷をはじめ、欧州全体の景気動向も気がかりであります。一方世界各国ではポピュリズム、極左、極右運動などが広がりを見せています。
このように世界各国での政治・経済が不安定な中で、日本だけが安泰とはいきません。
しかし、先進国では群を抜く長期安定政権となった安倍首相のもと、来年にはオリンピック・パラリンピックの東京開催を控え、我が国は今まで以上に世界から注目を浴びることになるでしょう。
昨年は世界各地から年間3000万人超もの外国人が訪れ、我が国の歴史や文化、伝統、人々のおもてなし、礼儀に接しています。
言い古された言葉ではありますが、今まさに「クールジャパン」の総仕上げの時期であります。
本年は否が応でも我が国の歴史を考えさせられる年となり、またそれは、私たちがこの国の長い歴史を顧みて、未来へつなぐ責任と、その矜持と自信を再認識させられるのではないでしょうか。
本年の干支は亥であります。イノシシは猪突猛進がモットーです。
自ら掲げた目標に勇猛果敢に進んでいく、そのような一年でありたいものです。

本年も何卒、ご愛顧のほどよろしくお願いします。

 

 

 


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