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2016年6月27日 小学校段階からのプログラミング教育に注目

 

 文部科学省は、「小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議」を立ち上げ、「第4次産業革命」ともいわれる人工知能の進化やインターネットの進展による社会の大きな変化の中で、子どもたちが自信を持って自分の人生を切り拓き、よりよい社会を創り出していくことができるよう、必要な資質・能力をしっかりと育んでいく学校教育の在り方の検討に着手している。2020年度からの必修化を目指す。また、現行の学習指導要領の下でも実践的な授業ができるよう実践ガイドブックを全国の学校に配布している。

 検討の中核は、1)いわゆる「第4次産業革命」が教育に与える影響、2)小学校段階で育成すべき資質・能力と効果的なプログラミング教育の在り方、3)効果的なプログラミング教育を実現するために必要な条件整備―。

 プログラミング教育には、論理的思考力や創造性、問題解決能力といった資質・能力を育むという側面と、コンピューターを動かすために必要なコーディング(プログラミング言語を用いた記述方法)を学ぶという両側面がある。

 読解力、論理的思考力、創造性、問題解決能力などは、時代を超えて常に重要性が指摘されてきており、これからの時代においても重要性が変わることはない。今後はさらに、情報や情報技術を問題の発見・解決に活用していく「情報活用能力」の重要性が注目を集めている。

 学校と民間が連携した意欲的な取組が広がりつつある一方で、学校教育として実施する場合に社会教育と同様の進め方でよいのか、小学校段階で目指すレベルをどうするか、時代とともに技術が変化しても生かせる能力が身に付くのかどうか、日本のカリキュラムに合った教材が新たに開発できないかなど、解決すべき課題も多い。世界に誇る日本の小学校教育の強みを生かしつつ、次世代に必要な資質・能力を学校と地域・社会の連携・協働の中で育むことができれば、この国の未来は明るい。

 

 

 


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