2018年8月20日 就労寿命を延すための心得と気概

今夏帰省した際、学生時代の友人たちが久々に集まった。話題はもっぱら定年後を如何に過ごすかであった。「俺は晴耕雨読だとか、継続雇用は辛いとか、まだ仕事をしたい、フリーランス(自営業)に挑戦中」などと侃々諤々。65歳以上の労働力人口は、5年前に比べてと200万人増加。65歳以上の女性の増加もあって5年連続して増加して、直近総数は6700万人台に達している。一方、65歳未満の生産年齢人口は年々減少している。将来の労働力を補充するためには、65歳~69歳シニアの労働力が期待されている。

高齢者雇用安定法の施行以来、定年延長と再雇用が一般化すれば、シニア社員が職場における戦力として働き続けるための意識改革が不可欠である。チャ-ルズ・ダ-ウィンは、進化論の中で、「生き残るのは最強の種ではない。最も高い知能を有している種でもない。最も敏感に変化に反応する種である。」という学説を唱えた。環境変化に反応して生き残るとは、シニアとしてどうすれば会社や職場に貢献できるかということに尽きると思う。

愛知県経営者協会の「長期雇用時代におけるキャリア開発」のセミナ-おいて、職場に溶け込めない問題シニア社員について次表のとおり定義している。この反対姿勢こそが就労寿命を延すための心得ではなかろうか。

  タイプー1   勘違い型   過去の仕事に固執する
  タイプー2   評論家型   当事者意識に欠け、周囲への文句が多い
  タイプー3   会社依存型   仕事は会社が準備すべきものと注文する
  タイプー4   現状固執型   新しい業務を学ぼうとしない
  タイプー5   割り切り型   再雇用後の賃金に見合う仕事はこの程度だと公言する

さて、「人生100年時代」を迎え、シニアが安心して過ごせる環境づくりがわが国の課題だ。現実的に高齢化社会に立ち向かうシニアとして考えねばならないことは、中高年の収入減少における「5つの崖」である。最初の崖は55歳頃(役職定年)。第2の崖は60歳頃(定年で再雇用)。第3の崖は65歳頃(年金生活)。第4の崖は70~75歳頃(有期型企業年金終了)。そして第5の崖は配偶者死亡(公的年金減少)である。それぞれの崖に直面する中で、これまでの第1、第2人生で培った経験と知恵を遺憾なく発揮するとともに、ダ-ウィンの進化論にあるとおり「環境変化への敏感な反応」が望まれる。そして、75歳から始まるといわれている第3の人生の舞台に向かって真打登場の気概を持って歳を重ねたいものである。


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