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2016年9月26日 政権交代はやはり必要  蓮舫さん、頑張ってください

民進党の新しい党首に、蓮舫参議院議員が選出された。民進党代表選は、当初はあまり国民の関心が高まっていなかったが、国籍問題などによって逆に注目を集め、テレビ・新聞各社も軒並み大きく報道。期待が高まっているとはいうのには時期尚早だが、肯定的に報じられても、悪く叩かれても、無視されるよりかはましというものだ。蓮舫新代表には頑張ってほしい。やはり二つの有力政党による政権交代はやはり必要だからだ。

大学のセンセイや大手新聞社・テレビの記者さんなど、いわゆる〝有識者〟といわれる人々は、「緊張感のある政治が必要」「チェック体制を有することができる」といったことを政権交代の必要性として挙げる。

しかし、本当にそうなのだろうか?。こうした疑問を感じていたとき、ジャーナリストの田原総一郎の見立てで合点がいった。氏は、例えばアメリカの2大政党を例にあげて、政権交代の必要性を強調する。

「共和党政権で大企業を中心に景気の高揚を図るが、持つ者と持たざる者の格差が拡がる。そこで民主党の出番。大きな政府で分厚い社会保障で弱者の支援に回るが、国の財政が悪化する。すると国民は共和党を選ぶ…。」

なるほど、なるほど。政権が交代しようとしまいが、汚職をする人はするし、資質に乏しい人材が当選する可能性も払しょくすることはできない。経済・財政・国民生活の3点のダメージを最小限にするためにも、一つの政党が長年にわたり政権を担うことはリスクが大きいということなのか。

さらに、恥ずかしながら持論を加えると、政権が交わることで、前政権の公約を「なかったことにすることができる」点も大きい。わが国は戦後、おおむね自民党が政権を担ってきた。その結果、実現できなかったことも多々あるが、選挙で示した公約を達成せざる得なくなり、身の丈を上回るインフラ・社会保障を実現したことにより、1000兆円もの借金が残ったのだと思う。政権が代われば、「前の政権が言ったこと」といって突き放すこともできる。

くどいようだが、蓮舫さんには頑張ってほしい。残念ながら、民進党に対する国民の期待度は極めて低い。自民党に政権を返上した平成23年末に感じたくやしさを胸に、坂道を駆け上がっていただきたい。


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