2022年5月16日 【群馬大】「郷土かるた」を紹介する動画を公開

■ポイント□

〇「上毛かるた」の起源や歴史など紹介

〇全国の郷土かるたの歴史や特徴も説明

〇郷土かるたコレクションデジタルアーカイブ画面を説明

 

群馬大学では、総合情報メディアセンター中央図書館が公開した「郷土かるたコレクションデジタルアーカイブ」のさらなる活用を目的として、郷土かるたの歴史や作り方、群馬県や全国の郷土かるたを紹介する4本の動画(郷土かるたの世界1~4)を制作し、大学公式Youtubeで公開した。これらの動画は,令和3年度群馬大学地域貢献事業の成果物として公開するもの。

公開するのは、①「郷土かるた」とは?、②「上毛かるた」とは?、③群馬県・全国の郷土かるた、④群馬大学総合情報メディアセンター中央図書館 郷土かるたコレクション‐の4動画。

全国で多数ある郷土かるたの歴史やその特徴、郷土かるたの作り方を紹介するとともに、群馬県が誇る郷土かるた,「上毛(じょうもう)かるた」の起源や歴史、郷土かるたのお手本とも言われる理由、教育的効果などを紹介。さらに、「郷土かるたコレクション」デジタルアーカイブ画面の説明や活用方法などを説明する。

   ◇        ◇

郷土かるたは、いろはかるたの一種で、郷土に関する諸事象を詠んだかるた。都道府県、市町村、地区、学校区など、さまざまな地域単位で制作され、全国にはおよそ2700種ほどが存在すると言われている(2022年2月現在)。群馬県では,有名な『上毛かるた』をはじめ、郷土かるたがおよそ150種程度制作されており、日本一の〝郷土かるた県〟といえる。

群馬大総合情報メディアセンター中央図書館が所蔵する郷土かるたコレクションは、同大教育学部の山口幸男名誉教授、同学部非常勤講師の原口美貴子氏の両氏から寄贈された全国各地の郷土かるたをもとに、個人や団体からの寄贈や同センターが収集したものを加え、現在、その数約300種に及ぶなど、郷土かるたコレクションとしては全国稀有なものとなっている。

郷土かるたは,地域の自然・人物・歴史・産業・文化が凝縮された社会的文化的教育的価値の高い遊戯・カードである一方で、流通が一部地域に限られ、存在や内容が全国的に知られる機会はあまりない。

中央図書館では、この郷土かるたコレクションを通じて価値や魅力を多くの人々に知ってもらうため、令和2年度群馬大地域貢献事業として,郷土かるたコレクションのデジタルアーカイブ化を開始。県内60種のかるた画像を公開した。

令和3年度同事業では、全国の郷土かるたの札画像を追加し、150種以上のかるた画像を公開した。現在も、寄贈されたかるたや未公開のかるたの画像公開を順次進めている。


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