2022年5月17日 【慶應義塾】「慶應野球と近代日本展」を6月6日から開催

慶應義塾は、福澤諭吉記念慶應義塾史展示館の2022年度春季企画展「慶應野球と近代日本」を、6月6日から8月13日まで三田キャンパスの同館で開催する。展示は①野球伝来と早慶戦の誕生、②慶應野球の模索、③戦争と不幸、④エンジョイ ベースボール、⑤野球と文化―で構成している。

主な展示品は、『三田ベースボール倶楽部写真(明治24年)』『野球部初のハワイ遠征時の旅券(明治41年)』『最初のアメリカ遠征の際贈られたトロフィー(明治44年)』『タイ・カップら大リーガーのサインボール(昭和3年)』『野球部監督前田祐吉のノート(昭和62年)』など。会期中には記念講演会・シンポジウム、応援指導部アトラクションなどが予定されている。

2022年は、日本人への野球伝来150年にあたる。慶應義塾は日本野球史には欠かすことができない数々の足跡を刻み、早稲田大学との伝統の一戦「早慶戦」は、世界三大スポーツ対校戦に数えられている。野球界に広く普及した早稲田式の〝一球入魂〟〝野球道〟に対して、慶應は〝エンジョイ ベースボール〟を唱え、異なるスポーツ観を提示してきた。その姿勢は歴史的に形成されたもので、福澤諭吉、さらに日本野球の原点にまで遡る。

本展は、慶應野球を日本近代史上に位置づけながら、日本野球史上の貴重な資料と野球を巡る思想史をたどり、〝エンジョイ ベースボール〟の今日的意義を考えるもの。慶應義塾では「貴重な資料をご覧いただける機会となっております。ぜひ足をお運びください」と多くの来場を呼び掛けている。


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