2022年1月7日 新成人人口は過去最低を更新 「寅年生まれ」は1025万人 総務省

総務省はこのほど、令和4年1月1日現在における「寅(とら)年生まれ」の人口と「新成人」の人口を公表した。それによると、令和4年1月1日現在の寅年生まれの人口は1025万人で、総人口1億2545万人(男性6099万人、女性6447万人)に占める割合は8.2%となっている。男女別にみると、男性は499万人、女性は526万人で、女性が男性より27万人多くなっている。

寅年生まれの人口を出生年別にみると、昭和49年生まれ(令和4年に48歳になる人)が198万人と最も多く、次いで昭和25年生まれ(同72歳になる人)が185万人、昭和37年生まれ(同60歳になる人)が153万人などとなっている。最も若い平成22年生まれ(同12歳になる人)は106万人で、第2次ベビーブーム(昭和46年~49年)世代である昭和49年生まれの約半数であった。

総人口を十二支別にみると、丑年生まれが1139万人で最多。それに子年(1126万人)、亥年(1111万人)が続いており、寅年生まれは9番目となっている。

 

新成人人口は120万人

この1年間(令和3年1月~12月)に、新たに成人に達した人口(令和4年1月1日現在20歳の人口)は120万人で、前年と比べて4万人減少した。

男女別にみると、男性は61万人、女性は59万人で、男性が女性より2万人多く、女性100人に対する男性の数(人口性比)は104.6となっている。

新成人人口について、この推計を開始した昭和43年からの推移をみると、第1次ベビーブーム(昭和22年~24年)世代の昭和24年生まれの人が成人に達した45年が246万人(総人口に占める割合は2.40%)で最も多くなった後、減少に転じ、53年には152万人となった。その後、昭和50年代後半から再び増加傾向を続け、第2次ベビーブーム(昭和46年~48年)世代の人が成人に達したときに200万人台(最多は平成6年207万人)となった後、平成7年に再び減少に転じて以降は減少傾向を続けている。

令和4年の新成人人口は120万人、総人口に占める割合は0.96%で、前年と比べ4万人減少、0.03ポイント低下と、ともに2年ぶりの減少・低下となり、人口は過去最低を更新した。総人口に占める割合は12年連続で1%を下回っている。

 

男女、出生年別寅年生まれの人口(総務省資料より引用)


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