2019年10月24日 増える「スポーツ観戦好き」人気トップは「野球」、サッカーとの差拡大

オリンピックを来年夏に控え、スポーツのビックイベントが増加していることなどから、スポーツ観戦が好きとしている人が増えている一方、実際に体を動かしてスポーツを行いたいという人が減少傾向にある。三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社などが実施したスポーツマーケティングに関する意識調査で、こうした実態が明らかとなった。好きなスポーツは野球がトップ、2位のサッカーとの差を拡大させた。

 

□全体の7割が「スポーツに関心あり」

調査によると、スポーツを「すること」「見ること」が好きな人は全体の7割強。スポーツを「見ること」が好きなのは全体の6割弱、「すること」が好きな人は4割弱で、スポーツ観戦好きの方が多い。「することも見ることも好き」という関東は昨年に比べて2割近く減少するなど、ここ数年スポーツへの関心は減少傾向で推移していたが、昨年に引き続いてスポーツに関心を持つ人が7割を上回った。

 

□スポーツ参加市場規模は約2.3兆円

スポーツ用品の購入、スポーツ施設利用・会費・スクール料、スポーツのスタジアム観戦など、過去1年間のスポーツ活動への参加に関わる支出を対象としたスポーツ参加市場規模は2兆2504億円。内訳はスタジアム観戦市場8464億円、用品購入市場4749億円、施設利用・会費市場9291億円。

 

□スタジアム観戦の支出額は年間3万8423円。昨年比12.8%増

過去1年間にスタジアム・競技場でスポーツ観戦した人は21.8%となった。観戦者一人当たりの平均観戦回数は4.3回で、観戦1回当たりの支出額は前年比10.0%増の1万185円。年間では4万6509円で、前年比21.0%増えた。

 

□国際舞台で活躍している選手がいるスポーツが人気

「最も好きなスポーツ」は野球が16年連続でトップ。サッカーとの差は昨年の6.0ポイントから6.9ポイントへとやや広がった。「よく観るスポーツ」も野球が第1位。日本人選手が世界レベルのツアーや大会で活躍しているスケート・フィギュアスケート、テニスも、「最も好きなスポーツ」や「よく観るスポーツ」の上位となった。また、9月にワールドカップ女子大会が開催されたバレーボールは「最も好きなスポーツ」で昨年からランキングを上昇させた。

何らかのスポーツをしている人は45.1%で、昨年比5.6ポイントと大幅に減少したが、具体的な運動としては、トップはウォーキングで、ジョギング・ランニング・マラソン、ゴルフ、体操・トレーニング・エアロビクスなどが上位を占めている。

さらに、「今後したいスポーツ」は、第1位は現在行っているスポーツ同様、ウォーキング。次いで、ヨガ・気孔・太極拳、ジョギング・ランニング・マラソン、水泳などが続く。ヨガや水泳は現在行っていないものの、関心は高いことが浮き彫りとなった。

 

□プロ野球ファン人口2685万人、Jリーグは1061万人

日本のプロ野球を応援している人は32.2%で、昨年から0.6ポイント減少した。プロ野球ファンを推計すると、2685万人となった。野球の世界一決定戦であるWBC(ワールドベースボールクラシック)日本代表のファンは1948万人、メジャーリーグ(MLB)ファンは483万人。球団別では読売ジャイアンツが最大で607万人にのぼる。阪神タイガースが第2位で440万人、さらに広島カープ331万人、福岡ソフトバンク326万人などと続く。

Jリーグのチームを応援している人は1061万人(昨年比93万人減)と野球同様、前年を下回った。チーム別ではガンバ大阪が最大で94万人。サッカー日本代表のファンは2973万人と多数いるが、昨年比351万人減と大きくダウンした。


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