2018年8月23日 厚労省、終末期を話し合うACPの愛称を公募へ 選定委にタレントの小藪さん、放送作家の小山薫堂さんら

人生の最終段階で本人が希望する生を全うするための「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」の普及に向けて、厚生労働省は分かりやすく馴染みやすい愛称をつけることに決めた。今月13日から約1ヵ月にわたり公式サイトで公募する。タレントや放送作家、元アナウンサー、経営者などで構成する選定委員会で協議し、11月頃に正式に決定するという。選ばれた愛称について厚労省は、ポスターやリーフレット、ホームページへの掲載などを通じて、ACPの周知・広報に積極的に活用していく考えだ。

選定委員会の参加者は、タレントの小籔千豊さん、放送作家の小山薫堂さん、元NHKアナウンサーの内多勝康さん、日テレ記者の鈴木美穂さん、サントリーホールディングス社長の新浪剛史さん、武蔵野大学法学部特任教授の樋口範雄さん、オレンジホームケアクリニック代表の紅谷浩之さん、日本医師会副会長の松原謙二さんの計8名。

その時が訪れたらどんな治療を受けたいか、どんなケア・サポートをしてもらいたいか、どこでどのように時間を過ごしたいか −− 。

人生の最終段階について前もって考え、家族や友人など自分が信頼する人たちと繰り返し話し合い、思いを共有していくプロセスがACPだ。医療や介護の現場では、医師や看護師、ケアマネジャー、介護職員などもACPに関わって支援し、本人の尊厳を守っていくことが求められている。

厚労省はアドバンス・ケア・プランニング、あるいはACPという呼び方が分かりにくく浸透しづらいと判断。より定着しやすい愛称を使うことにした。

締め切りは9月14日必着。郵送の場合は、当日消印有効。応募資格は特にない。応募方法は、Eメールやはがきなどに、愛称とその解説を必要事項と合わせて記入する。募集の詳細は、厚労省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00775.html)に掲載されている。


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