2022年4月22日 「デザイン・データ科学部」設置構想 東京都市大、23年4月に横浜キャンパスに開設予定

東京都市大学(東京都世田谷区、三木千壽学長)では、分析力と創造力を兼ね備えたイノベーション人材を育成するため、2023年4月に「デザイン・データ科学部」を、文理融合の文化が息づく同大横浜キャンパスに開設を予定している。

急速な変化を続ける現代社会では、既存パラダイムから脱し、新たな体験をプロダクトやメディア、空間といった「もの」のデザイン、あるいは新たなサービスや社会経済システム、ビジネスモデルといった「こと」のデザインによって、イノベーションを起こしていくことが求められている。これを実現するには、最適解にたどりつくデータ科学に関する知識と技術を修得する必要がある。

東京都市大が来年4月に開設予定のデザイン・データ学部では、「データサイエンス」を活かした分析力を基盤に創造力を磨き、新たな「もの」と「こと」を具体的に構想・設計・構築する。すなわち「デザイン」できる実践的な専門力を持ち合わせたグローバルに活躍できる「イノベーション人材」の育成を目指す。

革新的でグローバルなプロダクト(もの)やサービス(こと)をデザインし、実際に人々の生活を豊かにする発明がイノベーション。デザイン・データ科学部は、文系理系を問わず、確かな分析力と創造力を兼ね備え、新たなイノベーションを起こしていく人材を育成する。

計画では、デザイン力については、ユーザーエクスペリエンスデザイン入門、グラフィックデザイン、情報デザイン、インタフェースデザイン、デザインプロトタイピングなど、マネジメント力については、ソーシャルシステムデザイン入門、経営戦略概論、金融・市場システム論、プロジェクトマネジメント、ビジネスシステムデザイン演習など、データサイエンスについては、データサイエンス数学、プログラミング基礎演習、統計的データ解析演習、機械学習論、ビッグデータ解析演習など、国際コミュニケーション力については、英語科目、グローバル教養(文献講読、ディスカッション、クリティカルシンキング、異文化理解)、海外留学、海外インターンシップなどの学修を計画している。

人材の養成や教育研究上の目的として、都市大は、定量・定性の両方のデータ科学に関する知識と技術に裏付けられた批判的思考力と論理的思考力、そしてグローバルリテラシーの涵養により、世界のあらゆる「もの」と「こと」を読み解く能力を修得させるとしている。その上で、実社会における多種多様な課題を解決するため、新たな「もの」と「こと」を具体的に、構想・設計・構築、すなわち、デザインできる実践的な専門力を持つ人材を養成する。

デザイン・データ科学部デザイン・データ科学科の入学定員は100名。学費は入学時納入金155万円(入学金20万円、授業料129万円、後援会費5万円、校友会終身会費分納金1万円)。

 


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