2022年4月20日 【NEDO】CO2用いた燃料製造技術開発プロジェクトに着手 グリーンイノベ基金事業の一環で

■ポイント□

〇CO原料とするカーボンリサイクル燃料の製造技術開発

〇経産省がNEDOに2兆円の基金を造成

〇現在注目のSAFの技術開発

 

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)はグリーンイノベーション基金事業の一環で、「CO2等を用いた燃料製造技術開発プロジェクト」(予算総額1145億円)に着手する。同事業では将来、産業や運輸、家庭などの分野で、電化・水素エネルギーへの代替が難しく、ガソリンや航空燃料、メタン、液化石油ガス(LPG)の化石燃料を継続的に利用しなければならないニーズに対応できる技術開発と、社会実装を推進。具体的には、合成燃料や持続可能な航空燃料、合成メタン、グリーンLPGといった二酸化炭素(CO)などを原料とするカーボンリサイクル燃料の製造技術開発と、社会実装に向けた取り組みを行うことで、2050年のカーボンニュートラルの実現に貢献する。

日本政府は2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする目標を掲げた。この目標は従来の政府方針を大幅に前倒しするもので、実現のためにはエネルギー・産業部門の構造転換や大胆な投資によるイノベーションなど現行の取り組みを大きく加速させる必要がある。

このため、経済産業省はNEDOに総額2兆円の基金を造成し、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業などを研究開発・実証から社会実装まで10年間継続して支援するグリーンイノベーション基金事業を立ち上げた。

同基金事業はグリーン成長戦略で実行計画を策定した重点分野を支援対象としており、その一つが「カーボンリサイクル・マテリアル産業」。2050年までにカーボンニュートラルへの移行を実現するためには、日本が排出する温室効果ガスの85%、二酸化炭素(CO)の93%を占めるエネルギー部門の取り組みが重要となる。

特に、燃焼しても大気中のCOを増加させず、化石燃料を代替するバイオ燃料や水素(H2)、アンモニア、合成燃料、合成メタンといったカーボンリサイクル燃料への転換がカーボンニュートラル実現の鍵として期待されている。

なかでも、COとHを合成して製造される合成燃料や合成メタン、持続可能な航空燃料(SAF)、化石燃料によらないグリーンLPGの4種類の燃料は、カーボンリサイクル技術を活用した燃料として注目されている。産業、運輸、家庭で電化・水素エネルギーへの代替が難しい用途でも、化石燃料からの代替を可能とする選択肢として、技術開発と社会実装の推進が求められている。

このような背景のもと、NEDOは経産省が策定した研究開発・社会実装計画に基づき、今回、「CO等を用いた燃料製造技術開発プロジェクト」の公募を行い、6テーマを採択した。


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