■ポイント□
〇国内でも例の少ない患者・家族のための病院同一敷地内宿泊施設
〇遠方からや治療時間の長い化学療法の患者さんなどのニーズに応える
〇デイユース機能も備え、受診後などの利用も可能
関西医科大学附属病院は、国内でも非常に例の少ない患者・家族のための病院同一敷地内宿泊施設「関医タワーホテル」を6月1日に開業した。今年3月に竣工した関医タワーは、留学生寮や国際化推進センター等を有し、1階のフロント、ホテルロビーと9階から11階の客室がホテルエリア。
外来受診や入院時の前泊・後泊、遠方からの受診患者さんの宿泊や、連日通院している放射線治療の患者の宿泊利用だけでなく、入院や手術などに付き添う家族の宿泊、救命救急センターに搬送された緊急入院患者の家族の宿泊にも利用してもらうことで、家族の負担軽減にもつながることが期待される。
さらに、デイユース機能も備え、受診や検査前後に、患者や家族が一時利用することも可能。例えば治療時間の長い外来化学療法受診患者、放射線治療患者の休憩や、近隣住民でもゆとりを持って受診した患者など、さまざまな場合に利用できる。
患者や家族にとって幅広く利用が可能な同施設の設置により、附属病院の利便性のさらなる向上が見込まれる。