2020年11月30日 GSC第7回研究発表会 高校生46人が個性豊かな探求力示す

科学技術振興機構(JST)は、今年度のグローバルサイエンスキャンパス(GSC)全国受講生研究発表会を、オンラインで10月23日から11月15日に開催し、文部科学大臣賞以下、優秀賞を決定した。

GSCは、世界を舞台に活躍できる科学技術系人材の育成を目的として、卓越した意欲と能力を持つ高校生を対象に、各地の大学等で国際的な活動を含む高度で体系的な育成プログラムを開発、実施する取り組み。

JSTが平成26年度から推進する事業で、今年度は全国で約720人が受講している。

7回目となる発表会では、事業を実施している全国17の機関で学んだ受講生46人が計44件の発表を行い、日頃の研究活動の成果を披露。

次世代の科学者に求められる科学的探究能力の獲得度合いや、研究の専門的達成水準のほか、研究の意義や貢献を適切にアピールできたかなどについて審査を行った結果、文部科学大臣賞1件、科学技術振興機構理事長賞1件、審査委員長特別賞2件、優秀賞8件が選ばれた。

GSC推進委員会副委員長の隅田 学愛媛大学教授は、今大会の総評として「全国の才能あふれる生徒が、コロナ禍においても自分の研究を高いレベルで継続しており、大変うれしく思います。個性豊かな研究が発表され、表現力も高く、科学技術のグローバルな発展の加速に明るい展望を抱きました。ピンチをチャンスに変えることができるようなリーダーに成長してくれることを願っています」とのコメントを発表した。

 

GSC全国発表会受賞者一覧(実施期間、発表者、学校名、学年、発表テーマの順)

●文部科学大臣賞
静岡大学 谷澤文礼・開成高校3年『睡眠はショウジョウバエの新奇な食物臭への嗜好性に寄与する』

●科学技術振興機構理事長賞
宇都宮大学 遠藤 颯・栃木県立小山高校2年『栃木県にて採取された大型陸生貧毛類の未記載種』

●審査委委員長特別賞
広島大学 亀田あかり・広島大学附属高校3年『一筆書きとメビウスの輪』
東京大学 千田小春アリシア・広尾学園高校3年『間葉系幹細胞が血管新生に与える影響とそのメカニズム』

●優秀賞
金沢大学 新 太陽・金沢大学人間社会学域学校教育学類附属高校2年『多面体の分解合同』
九州大学 坂本百香・福岡県立筑紫丘高校2年『熱起電力向上の新たなアプローチ』
琉球大学 平良建史朗・沖縄県立那覇国際高校2年『サンゴの産卵時期は人為的に変えられるのか?~ウスエダミドリイシ(Acropora tenuis)の性ステロイドホルモン合成経路の解明からのアプローチ~』
東北大学 佐藤綺海・秋田県立秋田高校3年・柴田理央・秋田県立秋田高校2年『突然変異を抑制する物質の探索』
大阪大学 鶴田一葉・帝塚山高校1年『酸素を用いた糖鎖切断による、血液型変換の可能性』
筑波大学 田中拓海・岐阜県立可児高校2年『ワ二類2型における四肢骨からの全長推定―化石種への応用―』
国立情報学研究所(共同機関:情報処理学会、情報オリンピック日本委員会) 菅野 楓・早稲田実業学校高等部2年『観光地評価システム』
金沢大学 狐塚天音・北陸学院高校2年『ウルトラファインバブルと超音波を組み合わせた光合成細菌の殺菌』

 

今大会で文部大臣賞を受賞した開成高校3年の谷澤文礼君は「このような光栄な賞をいただきありがとうございます。最初、何も分からない状態からご指導いただいた竹本先生、家で数万匹のハエを飼育することも寛容に受け入れてくれた家族、FSS事務局(静岡大学GSC事務局)の皆さま、GSC関係者の皆さまに心より感謝申し上げます」とコメントしている。


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