2018年12月19日 1位は「免」、医師が選ぶ今年の漢字 本庶特別教授のノーベル医学・生理学賞受賞で

医師専用のコミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」を運営するメドピアは12日、「医学界・医師界における今年の漢字一文字(略称:2018年 医師が選ぶ今年の漢字)」を発表した。それによると、今年212票と最も多くの支持を得たのは「免」だった。京都大学の本庶佑特別教授がノーベル医学・生理学賞受賞を受賞したことによって、注目の集まった「がん免疫療法」を理由に挙げる声が多かった。

日本漢字能力検定協会(漢検)が先日、京都・清水寺で選んだ平成最後の「今年の漢字」である「災」は205票と1位と僅差の2位。3位は116票を獲得した「賞」で、理由はこちらも1位の「免」と同じく、本庶特別教授の受賞を反映した結果となった。このほか、新専門医制度や医師の働き方改革など、医療界の「変化」を表す「変」が72票で4位。東京医科大学の裏口入学の事件や医学部不正入試の問題などから想像した「裏」が71票で5位だった。

 

■ 上位10位でノーベル賞関連が3つ

それぞれに寄せられたコメントをみると、1位の「免」には「ノーベル賞を受賞した研究により、免疫チェックポイント阻害剤が広く知られるようになったため」や、「免疫療法元年にふさわしい本庶先生のノーベル賞受賞から」、「がん治療では免疫チェックポイント阻害薬の一年」といった声があがった。

さらに、2位の「災」には、「相次ぐ豪雨、台風、北海道の地震、酷暑など、災害が相次いだ年だったので」や「災害が多く災害医療の重要性を再確認する一年だった」、「今年ほど災害が多かった年もなかなかない気がする。実際に何か支援しようという気持ちにさせられた年でした」など、また3位の「賞」には「本庶佑先生のノーベル賞受賞が日本医学界の最大のインパクトと考えるから」、「本庶佑京大特別教授のノーベル医学生理学賞受賞がありました。医学部の入試で女子への差別などの問題のあるニュースが多かった中、飛び込んだ明るいニュースでしたので、余計に印象に残りました」等のコメントが寄せられている。

以下、6位には「診療報酬請求や医療訴訟などに、耐え忍んでいる」などを理由とする「忍」が60票で、7位には「がん免疫療法のノーベル賞受賞と、医師の働き方についてはなかなか治るものではない“癌”のようなものだったが、それを改革しようとし始めたこと」から「癌」が59票で、8位には「政治も経済も医療もすべてが乱れている」「いろいろな治療法咲き乱れ」として「乱」が58票で、9位には「入試不正、働き方改革など女性医師を取り巻く問題が目立った」、「女性受験生の医学部合格制限の話題が明るみになったので」などから「女」が56票で、10位には「平成の終わり。この世の終わりかと思うような天災、米朝首脳会談や2島返還など、これまでの体制の終了を思わせるような出来事など」から「終」が54票でランクインしている。

調査は2012年から毎年実施しており、今回で7回目。先月の21日から30日にかけて、インターネットを通じてMedPeerに会員登録をする医師3036人から回答を得た。なお、昨年の一文字は新専門医制度始動の見通しへの注目を背景とした「専」が、2016年は高額薬剤や医療費高騰問題への注目を反映した「高」が選ばれている。


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