2018年6月7日 超スマート社会推進でコンソーシアム設立 東工大、次世代人材育成目指し今年10月に発足予定

東大や京大、一橋大などに引き続いて、文部科学省から指定国立大学法人の指定を受けた東京工業大学は、指定国立大学法人の使命を実現するため、超スマート社会(Society5.0)の実現を推進する「超スマート社会推進コンソーシアム」を設立し、企業などの参加機関と連携して、人材育成から研究開発までを統合した新たな次世代型社会連携教育研究プラットフォームを構築する。

従来の共同研究や社会実装を目的としたコンソーシアムとは異なり、オープンエデュケーションとオープンイノベーションの融合を目指している。今後、参加機関を募集し、今年10月にコンソーシアムを発足する予定。

超スマート社会推進コンソーシアムは、来たる超スマート社会を支えるリーダーを養成するために、人材育成から研究開発までを統合した次世代型連携教育研究プラットフォームを産学官が連携して共創することを目的として設立するもの。

具体的に掲げているコンソーシアムの目的は、

(1)民間企業、政府系団体、アカデミアなど多様な職種・業種間の議論の場を提供し、超スマート社会の実現を産官学が連携して推進すること。

(2)超スマート社会を担う人材を育成するため、産官学が協同で次世代の体系的な教育カリキュラム・教育連携体制を創出すること。

(3)超スマート社会の実現に必要なサイバー空間とフィジカル空間を架橋・融合する教育プログラムを設計し、参加機関の担当者が直接人材育成に携われる機会を提供すること。

(4)超スマート社会時代の企業の人材戦略と学生の学修内容が整合する新たな就業体験(インターンシップ)および就職支援のあり方を提案実現すること。

(5)企業の人材育成方針を踏まえ、次世代を担うエリート社員や新人社員教育のために多様なリカレント教育プログラムを設計し提供すること。

(6)超スマート社会の構築に必要となる多様な知識・技術・分野に精通した大学教員がコーディネートすることで、教員と複数の参加機関を含めた異分野融合型共同研究を促進すること―の6項目。

超スマート社会推進コンソーシアムは、具体的にはコンソーシアム全体の運営を担う全体運営会議に加え、超スマート社会推進委員会、社会連携教育運営委員会、異分野融合研究推進委員会で構成する。

超スマート社会の推進のため、コンソーシアムには、東工大の理学院、工学院、情報理工学院、環境・社会理工学院の4つの学院および科学技術創成研究院から多数の教員が参加する。教員の研究分野は、超スマート社会の実現に必要となる量子科学、サイバー空間、フィジカル空間の全ての分野を網羅しており、コンソーシアムに参加することで超スマート社会の実現に必要となる技術を先取りできる。

また参加機関のニーズに応じて、量子科学、サイバー空間、フィジカル空間を融合した研究チームを構成することで、参加機関と大学で連携した社会貢献を実現する。

コンソーシアムに参加する主な教員について東工大は、量子アニーリング理論による量子コンピュータの実現を目指す理学院物理系の西森秀稔教授、冷却原資を用いた量子シミュレーションと量子センサを研究する理学院物理系の上妻幹旺教授、分野融合型のビッグデータ解析・多層時空間モデリングを研究する科学技術創成研究院ビッグデータ数理科学研究ユニットの高安美佐子教授、人間とロボット群の協調制御に取り組む工学院システム制御系の藤田政之教授、量子計算実現後の安全性を担保するセキュリティ技術を研究する情報理工学院数理・計算科学系の田中圭介教授、ミリ波を活用する第5世代セルラネットワークに取り組む工学院電気電子系野坂口 啓教授、人工筋肉など障碍者支援ロボットを研究する工学院機械系の鈴森康一教授、超高層建築の免震・制振技術とモニタリングに取り組む科学技術創成研究院未来産業技術研究所の山田 哲教授をあげている。


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