2020年6月30日 羽田空港地域でも実証実験を開始 NEDO、自動運転社会の実現へ

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が管理法人を務める戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期「自動運転(システムとサービスの拡張)」において、羽田空港地域で、自動運転技術を活用した次世代公共交通システムの実現に向けた実証実験などを開始した。

内閣府が実施するSIP第2期「自動運転(システムとサービスの拡張)」では、交通事故の低減、交通渋滞の削減などの社会的課題の解決への貢献を目指して、自動運転実用化に向け産学官共同で取り組む共通課題(協調領域)の研究開発を推進している。

NEDOは、研究開発の管理法人を務め、昨年10月から臨海副都心地域を中心とした公道の実環境下において、実験用車載器を搭載した自動運転車などを走行させることにより、信号灯火色など交通インフラから提供される情報の有効性検証などを行っている。

今年3月からは羽田空港と臨海副都心などを結ぶ首都高速道路において、合流支援情報などを活用したインフラ協調型システムの実証実験をスタート。

6月からは、羽田空港第3ターミナルと羽田空港跡地第1ゾーンを結ぶ公道の実環境下において、磁気マーカー、ITS(インテリジェント・トランスポート・システム)無線路側機を活用した公共車両優先システム、信号情報提供、高精度3次元地図などを利用した実証実験を開始した。

羽田空港地域における実証実験では、バスの定時性向上、磁気マーカーを活用した自動運転の実現、緩やかな加減速やバス停への正着制御などによる安全で快適な走行により、運転自動化レベル4相当の次世代型公共交通システムの実現を目指す。

NEDOでは、東京臨海部での実証実験によって、今後、参加する29機関による実験走行で取得された実験データの分析を通して、技術、精度、社会的受容性に関する課題解決に向けた取り組みを促進し、実用化と普及の加速を図る方針。

また、羽田空港地域における実証実験で得られた成果を基に、次世代型公共交通システムを展開することで、高齢者や交通制約者などのモビリティ確保やドライバー不足の改善・コスト低減などの社会的課題の解決に貢献していく。


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