2019年9月10日 理想の健康寿命は81.5歳 男性は現実と10歳弱の差

入院生活を送ったり、介護などを受けたりすることなく過ごす「健康寿命」―。その理想と現実で大きなギャップが生じていることが明治安田生命保険の調査でわかった。理想の健康寿命は全体が81.50歳で、実際の74.81歳(2016年)よりも6.69歳多かった。性別で分けると、女性は理想が81.10歳、現実が74.79歳とその差は6.31歳。一方、男性は理想が81.90歳、現実が72.14歳で差が9.76歳であり、女性よりも理想と現実の乖離が激しい結果となった。

調査は今年7月に、20歳から79歳で既婚の男女5640人を対象に、インターネットを通じて実施。

普段から健康に気を付けているか聞いたところ、全体で「気を付けている」と回答したのは60.2%。男女別では、女性が62.8%だったのに対し、男性は57.6%で、長い健康寿命を望んでいるものの、普段からの意識については低い傾向が見て取れた。

健康に気を付けるようになったきっかけはなにか尋ねたところ、全体では「自分が病気をしたから」が30.5%と最も高く、次いで「定期健康診断結果や、医師などの勧めがあったから」(27.4%)が続いた。 男女別でみると、「自分が病気をしたから」は男性が33.9%に対し、女性は27.4%、「定期健康診断結果や、医師などの勧めがあったから」は男性が34.7%、女性は20.8%と、男性は自身の健康状態の悪化、指摘等をきっかけに健康管理に気を付ける人が多い。

一方、「家族や友人が病気をしたから」は、女性が25.0%、男性が16.4%、「新聞・雑誌・テレビなどの健康記事や番組を見たから」は、女性が17.4%、男性が13.2%だった。このように女性は家族や友人の病気や、メディア等の健康情報などをきっかけとして自発的に健康を意識し、予防する人が多い傾向が強い。そのため調査では、健康への意識に関して、男性が「対処型」、女性が「予防型」かもしれないと結論付けている。

 

■ アクティブなセカンドライフを

さらに、「健康に気を付けている理由・目的」を聞いてみたところ、「いつまでも健康でいたい」が68.7%、次いで「旅行・行楽を楽しみたい」(50.4%)、「食事を楽しみたい」(46.0%)という結果になっていた。男女ともに60代以降では、旅行や食事を楽しみたいという回答が多く、同年代では理想の健康寿命の年齢が他の年代と比べて高くなっていることからも、もっと健康で、アクティブにセカンドライフを過ごしたいという願いから、健康寿命の延伸を意識している人が多いことが推測される。

 

■ 健康増進への取り組み半数が挫折経験

健康増進に向けたこれまでの取り組みについて質問したところ、45.4%と約半数の人が「挫折経験がある」と答えていた。複数回答でその理由を聞いてみると、「仕事や家事が忙しかったから」が37.3%と最も高く、次いで「体力的・精神的にきつかったから」(36.5%)、「費用の負担が大きいから」(16.5%)という結果となった。

また、挫折しないために何が必要か複数回答で聞いてみたところ、「目標、計画の策定」が38.5%と最高。次いで、「一緒に健康増進に取り組む仲間」(25.0%)、「家族・友人からの励まし・声かけ」(13.5%)が続いた。

「何歳まで健康で長生きしたいか」への回答と健康寿命の平均(リリースより引用)


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