2019年8月1日 毛髪提供・アンケート調査で 毛髪診断コンソーシアムがボランティア募集

理学研究所エンジニアリングネットワーク〝毛髪診断プロジェクト〟と連携する「毛髪診断コンソーシアム」は、大規模解析の一環として、毛髪の提供や健康情報のアンケート調査にボランティアとして協力する市民らの募集を開始した。

提供された毛髪の形態解析を実施するとともに、一部の毛髪について組成解析を行い、これらのデータをもとに、ヘルケア、未病、医療に関わる指標を構築することで、現在の健康診断に加えた新たな診断方法の確立を目指す。研究のため募集するボランティアは健常者3千名。

 

世界標準の指標確立目指す 初のオープンイノベーション

毛髪診断コンソーシアムは、毛髪に蓄積される健康指標や疾患指標による新たな非侵襲型の毛髪診断システムの確立に向け、科学的なエビデンスに基づくビッグデータの構築を目指している。

理研の構想の下、(株)アデランス、(株)オーガンテクノロジーズ、ヤフー(株)を幹事法人として、参画法人:(株)アジュバンコスメジャパン、京セラ(株)、(株)コンピュータ技研、(株)島津製作所、ダイキン工業(株)、東ソー(株)、日本生命保険、助言法人:NECソリューションイノベータ(株)、公益財団法人神戸医療産業都市推進機構、太陽生命保険、三井物産㈱など合計18機関が企業の枠を超えて結集した日本発のオープンイノベーション。日本から世界標準となり得る健康指標のデータベースを確立するだけでなく、創発しながら社会還元のための事業開発にも取り組む。

ヘアケアや健康維持、病気の予兆をとらえ、生活習慣、食生活、サプリメントといった健康食品などの改善提案を行い、効果を実証できるような測定機器や情報システム、個別健康サービスの開発を進める。

毛髪を活用した健康計測は、世界に先駆けて、日本発のウェルネスイノベーションとして科学的な指標に基づく国民の健康管理に貢献するとともに、日本の新規産業の発展に繋がることが期待されている。

わが国は、世界最高水準の平均寿命を達成し、2018年の高齢化率は28.1%にまで上昇。2065年には38.4%に達することが予想されている。そのため日本は健康長寿社会の解決に向けた世界的なモデルになると考えられており、世界最先端の医療や早期診断システム、健康サービスなど高付加価値型の産業の創出、生活習慣病や認知症の予兆を発見できるバイオマーカー・リスクマーカーの研究・開発の促進、次世代ヘルスケア・システムの構築が国策として位置づけられている。

 

日常的で安定した健康 管理の仕組みづくり

これまで健康診断として、「採血検査」や「尿検査」、測定器を使う「血圧測定」は検査手法としてすでに確立され、広く普及している。一方、これらの診断は直前の食事内容や水分摂取量によって大きく変動し、血圧では簡易診断ができるが、検査する時点での運動状態などに大きく影響を受けるため、これらの検査方法は、不安定なデータとも言われている。

また健康診断は、病気の診断にも活用されているものの、病気や検診センターに行く必要もあるなどの課題がある。そのため、日常的な健康状態の維持に向けて科学的な根拠に基づき、傷みなく、安定した健康管理の指標と仕組みづくりが長らく期待されてきた。


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