「バイエル カラダのミカタ 高校生シンポジウム」がこのほど東京・世田谷の昭和女子大学で開催された。受験や部活動の試合などさまざまなシーンで「〝ここぞ〟というときのために知っておきたい女性のカラダと健康のこと」をテーマに女性特有のヘルスケアについて語り合った。

シンポジウムは、バイエル薬品(株)、ガールスカウト日本連盟、慶應義塾大学SFC研究所健康情報プラットフォーム・ラボの産公学の共同開催によるもので、2年目の今回はサッカー界のレジェンド澤 穂希さんが参加。「20歳頃から毎朝基礎体温をつけて、自身の体調管理に役立てていた。心と体が健康でなければ好きなことはできない。自分の体を正しく理解することは、健康を維持するための第一歩であり、早い段階から何でも相談できるかかりつけのドクターを持つことが重要。毎日が夢へと続く特別な日」と自身のサッカー人生と結婚・出産を振り返り、アスリートとしてだけではなく、女性として将来も見据えて若い頃から生活習慣を整えるなど日々の健康管理が〝ここぞ〟というときに力を発揮することに繋がると語った。

 

日頃の体調管理の重要性

また、女性ライフクリニック銀座の対馬ルリ子院長は、「日本人のライフスタイルが変化しており、生涯に経験する月経回数が増加。月経関連のトラブルだけでなく、若い世代にも子宮内膜症など女性特有の疾患が増えていることを知ってほしい」と述べ、さらに「自身の体調で悩んでいるときは、ぜひ声をあげてほしい。婦人科医に相談するなど、早い段階で相談できる環境をもってほしい」と語った。

当日は、高校生を中心とした実行委員が考えたメッセージ「みんなで知ろうココロとカラダ」を宣言し、メッセージソング「ココロとカラダの歌」を披露、自身のカラダについて正しく知り、相談・理解し合えるミカタを増やそうという思いを多くの人々に伝える機会となった。

シンポジウム第一部は、対馬院長による医療講演。〝無理せず自分を輝かせる自分メンテナンスのすすめ〟と題して、女性特有のヘルスケアや日頃の体調管理の重要性、現代女性に増えている婦人科疾患とライフプランへの影響について話した。

第二部のゲスト講演では、澤 穂希さんが登壇。アスリートとしてのみならず、女性としてのライフプランを見据えて、日々の健康をどのように維持し、コンディションを整えたかについて話し、女性の健康に関して正しい知識が重要であり、得た正しい情報を身近な人々にも広めていってほしいと、メッセージを送った。

 

不安なときは婦人科受診を

パネルディスカッションでは、実行委員の高校生から、試合の時などに月経が重なるとつらい、どのようなサインが体の異常か知らない、無理なダイエットで体調を壊した友達がいたといった質問があった。

さらに、「男性が多いチームのため、生理で体調が悪くても言い出せない。シンポジウムの活動を通して、女性のカラダについて理解が深まればいいと思った」「昔の女性と現代女性を比べて一生の生理の回数が大きく増え、それによって病気などのリスクが増えていることを初めて知った」「今までライフプランを考えたことはなかったけど、キャリア形成と妊娠適齢時期が重なるということを知って今後についてしっかりと考えようと思った」などのコメントが寄せられた。

対馬院長は、「婦人科は何か異常があってから行くところと思わずに、不安なことがあればいつでも受診してほしい。その時点で病気が見つからなかったとしても、それも大切な情報」と話した。