来春卒業予定の大学生の就職内定率は10月1日現在、71.2%で、前年同期を4.7ポイント上回ったことが、文部科学省と厚生労働省の調査で明らかとなった。大学等の就職相談員とハローワークのジョブサポーターとの連携を促進させるといった新卒者の就職支援などが実を結んだもの。10月調査としては、ここ10年では最高で、また、調査を開始した平成8年以来、9年の73.6%に次ぐ高水準となったが、両省では、一人でも多くの学生が内定を得られるよう、経済産業省など関係府省と連携しつつ、新卒者等の雇用に関する施策の推進に努めることとしている。

文科省等では、大学生の就職内定に関する調査を毎年、10月、12月、2月、さらに4月には就職状況の調査を行っている。10月調査は同調査のスタートにあたる。

wadai20161130a 最も厳しい状況であった平成22年の57.6%に比べて14ポイント以上増加した大学生の就職内定率をみると、男子は69.3%、女子は73.6%。それぞれ前年同期比3.5ポイント、6.4ポイント増加した。学校種別では、国公立が前年同期比1.0ポイント減の67.6%、私立が6.6㌽増の72.4%。国公立は男子が66.5%(前年同期比0.6㌽減)、女子が68.9%(1.3ポイント減)、私立は男子が70.2%(4.8ポイント増)、女子が75.1%(8.9%増)で、私立大女子学生の伸びが目立つ。

文理別では、文系71.4%、理系70.7%で、それぞれ前年同期比5.5ポイント、1.5ポイント改善した。文系は国公立が前年と同じ69.4%、私立は前年同期比7.0ポイントアップの71.9%。理系は国公立が前年同期比2.9ポイントダウンの63.8%、私立が5.0ポイント増の75.9%となった。

地域別では、中国・四国地区(45.0%、前年同期比2.8ポイント減)が前年同期を下回ったものの、全体的には改善傾向にある。最も伸びが大きかったのは、前年同期比8.1ポイントアップの九州地区(61.6%)で、次いで7.8ポイント増の近畿地区(75.6%)、5.6ポイント増の北海道・東北地区(68.5%)と続く。関東は79.7%(前年同期比3.9ポイント増)、中部は66.3%(2.7ポイント増)。 wadai20161130b