2020年9月14日 大学・大学院目指す子供の勉強時間は長い 第18回21世紀出生児縦断調査 文科省

文部科学省が取りまとめた21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)の第18回(平成31年・令和元年)の結果によると、大学や大学院へ進学を考えている者の勉強時間が全体的に長くなり、また、「専門職・技術職」の職業希望率が高くなっていることなどが明らかになった。

調査は、厚生労働省が2001年(平成13年)から実施していた「21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)を第16回(平成29年)から引継いだもの。調査時点での子供の年齢は18歳(高校3年生相当)。

 

 【家庭での会話】

〇 全体を通じて、「お父さん」よりも「お母さん」と会話している状況が見られた。
〇 前回(第17回)に比べて「将来や進路のこと」について親と会話を「よくする」者の割合が増えており、特に「お母さん」と「よくする」割合が高い状況が見られた。

 【悩みや不安】

〇 「進路に関すること」が男女とも最も回答率の高い項目となったが、その割合は前回に比べてやや減少している。男子37.4%→36.7%、女子53.0%→46.1%。
〇 男女とも前回は2番目に回答率が高かった「学校や塾の成績に関すること」については、割合が減少している。男子21.1%→14.0%、女子31.1%→19.2%。
〇 男女とも「自分の容姿に関すること」の回答率が第13回(中1相当時)以降毎回増加しており、女子では2番目に高い項目となった。

 【勉強時間(休日)の変化】

休日における授業の予習・復習や受験勉強等のための家や塾などの勉強時間について、以下の状況が見られた。

〇 3時間以上勉強する者の割合が増加し、これまでの調査で最も高くなった(36.4%)一方で、「しない」者も前回よりもやや増加し、これまでの調査で最も高くなり(30.3%)、二極化の傾向が見られる。
〇 進学希望別に見ると、大学または大学院への進学を考えている者では、6時間以上勉強する者の割合が前回より大幅に増加(大学進学希望2.4%→26.7%、大学院進学希望9.3%→49.5%)するなど、勉強時間が全体として長くなっているが、他の進路の者では「しない者」の割合が増加しており、進学希望別により状況が大きく異なる。

 【将来の進路】

〇 「具体的にはまだ考えていない」の回答率が男女とも第13回(中1相当時)から毎回減少している。第18回:男子4.2%、女子2.4%。
〇 「大学卒業後に働く」の割合が男女とも最も高いが、ともに前回よりわずかに減少(男子52.8%→51.1%、女子54.5%→53.9%)している。

一方、「高校卒業後に働くことを考えている」、「高校卒業後は専門学校・各種学校へ進み、その後、働くことを考えている」、「短大・高専へ進み、その後、働くことを考えている」、「大学卒業後は大学院へ進み、その後、働くことを考えている」の割合が、男女ともやや増加している。

 【就きたい職業の決定状況】

〇 就きたい職業が決まっている者の割合は、第16回(高1相当時)以降、男女とも年々増加し、これまでの調査で最も高くなっている。男子55.7%、女子67.3%。

 【希望する職業】

〇 希望する職業については、男女とも「専門職・技術職」の割合が最も高く、前回よりも増加している。男子20・6%→24・2%、女子34・9%→39・7%。

 【その職業に就きたい理由】

〇 希望する職業の職業に就きたい理由については、男女とも「自分の興味や好みに合っているから」、「自分の能力や適性が生かせるから」、「社会や人のために役立ち、貢献できるから」の順に割合が高かった。
〇 第15回(中3相当時)と比べると、男女とも「自分の興味や好みに合っているから」の割合がやや減少し(男子73.3%→63.8%、女子82.0%→72.8%)、「失業の恐れがないから」の割合がやや増加している(男子13.0%→16.6%、女子13.4%→19.5%)。

 【第一志望の進学希望先】

〇 進学希望者について、第一志望である進学希望先を尋ねたところ、男女ともに「私立大学」「国公立大学」「専門学校」「短期大学・高等専門学校」の順に割合が高くなっている。
〇 男女別では「私立大学」「国公立大学」は男子、「専門学校」「短期大学・高等専門学校」は女子の方が割合が高くなっている。

 【進学を希望する分野】

進学を希望する分野については、前回と比べると以下の状況が見られた。

〇 「まだ決めていない」の割合は男女ともに大きく減少した。
〇 男子は「社会科学」「工学」「人文科学」の順に高く、「社会科学」「人文科学」は前回よりも増加している。
〇 女子は「社会科学」「保健」「人文科学」の順に高く、「社会科学」「人文科学」は前回よりも増加している。

 【進学を希望する理由】

〇 進学を希望する理由について、「とてもあてはまる」と回答した者の割合は、「勉強してみたい分野がみつかったから」、「職業に必要な資格を取りたいから」、「進学するのは当然だと思っているから」の順に多かった。


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