2019年12月23日 医師が選ぶ今年の漢字1位は「令」 新元号到来により医療変革への期待の声

医師専用コミュニティサイトを運営するメドピアは12日、会員の医師が選ぶ「医学界・医師界における今年の漢字一文字」の1位が「令」だったと発表した。改元を契機に、医療分野における新たな変革への期待が膨らんだことが背景にあると推察されている。

調査は11月、WEBを通じて3004人の会員医師を対象に行った。1位の「令」は、このうち366人(12.2%)から票を得た。選出理由では、「災害も多く、大変な年だったけれど、新天皇に代わり新しい時代の幕開けで、きっと何か良いことがあると期待を持てる」(60代、消化器内科)や、「新時代令和での働き方改革による環境改善への期待を込めて」(50代、脳神経外科)など、新時代への期待に胸を膨らませる声が多かった。

続く2位の「災」(獲得票数286票:9.5%)と、3位の「水」(獲得票数85票:2.8%)は、多発した自然災害を反映した一字になった。「災」には「昨年に続いて災害が多い年で、災害時の医療体制を平時から予測・準備することが重要に思えました」(50代、一般内科)や「こんなに自然災害の脅威を肌で感じた年はなかったです。改めて自身や病院の災害対策を考え直さなければならないと思いました」(30代、麻酔科)が、「水」には「断水も病院にとって大変な災害。備蓄の必要性を実感した」(60代、一般外科)や「我が国は今年も複数回の災害に襲われました。広域に及ぶ水による災害が繰り返されるたびに医療の無力さが実感されたことから『水』を選びました」(60代、精神科)などのコメントが寄せられた。

4位の「和」(獲得票数84票:2.8%)は、ラグビーワールドカップ開催で話題となった「one team」や、災害時の医療連携など医療現場での実感を受けたもの。もちろん、「新しい年号の和であるとともに、近年では、他職種が関わるチーム医療が効果を上げてきている。今後もますますその傾向は高まると予想される。チームの和が大切である」(60代、腎臓内科)など、改元を紐づけるコメントも散見された。

5位の「新」(獲得票数78票:2.6%)は、新薬や医療機器の開発、新専門医制度など医療業界の新たな動きから連想が多かった。具体的には、「新しい治療薬、治療法がたくさん出てきたと思い選びました」(30代、一般内科)や「新専門医制度が本格的に稼働したから」(40代、一般内科)、「いろいろな新しい医療技術や医療器具などが日新月歩で開発されたから」(40代、消化器内科)といった意見が集まった。

そのほか、6位は働き方改革や診療報酬改定を示す「改」(77票)、7位は気候変動や時代の変化を表した「変」(61票)、8位は消費増税への思いが溢れる「税」(59票)、9位は医療界・自然災害・芸能界を総まとめした「嵐」(54票)、10位は医学部の定員削減や公的病院の統廃合を受けた「減」(49票)だった。

2012年から始まった調査は、今回で8回目。これまで歴代の1位は、2012年度が「再」、2013年度から2015年度までが連続3回「偽」、2016年度が「高」、2017年度が「専」で、昨年度が「免」、となっている。


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