2019年6月19日 医師、45%が人員不足を実感 理由は地域・診療科偏在、働き方改革も

医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」を運営するメドピア社は7日、医師不足に関する調査結果を公表した。それによると、回答したうちの45%が医師数について、「不足している」もしくは「どちらかといえば不足している」と答えている。

調査は今年の5月17日、インターネットを通じて行った。MedPeerの会員医師3000人から寄せられた答えをまとめている。

「医師の数は不足していると思うか?」という問いに対し、全体の16.6%にあたる497人が「不足している」と回答。その理由では、「都会の病院でさえ、今も医師を集め続けています。地方も、郡部はいわずもがなですが、都市部でさえ、昼間の医師数はなんとか足りているとしても、夜間・休日の医師数は全く足りません」(60代、勤務医、消化器外科)、「医師の労働時間を減らすためには、色々な案が出されていますが、主治医制を撤廃する事だと思います。チーム医療にして、誰が抜けてもチームの他の医師で補い合える状態を目指すには、やはり医師数が足りません」(60代、勤務医、消化器外科)など、地域格差や医師の働き方に課題を感じる意見が寄せられた。

さらに、28.1%にあたる844人は「どちらかといえば不足している」と答えた。こちらでは、「救急とか産婦人科とか、大変な部署は不足していると思います。あと、へき地もです。医師の数は増えても、自分は楽をしようという考えの若い先生が多いので、今後も地域格差、部門格差は改善されないと思います」(50代、勤務医、一般内科)をはじめ、診療科格差を問題視する意見などが理由としてあがっている。

逆に「足りている」と答えた医師は233人(7.8%)、「どちらかといえば足りている」は415人(13.8%)だった。前者には、「以前、不足している病院にいてものすごく大変でしたが、隣の病院には医師があふれていました。偏在しているだけです。地域というより、病院ごとに違います。楽な病院ほど人気があり、医師が余っています」(50代、開業医、一般内科)という意見が、後者には「医師不足ではなく、医師の労働内容の無駄が医師の診療時間を制限していると感じます」(50代、開業医、産婦人科)など、それぞれ偏在是正や業務改善で人員不足は解消できるといった声があがった。

一方、全体の中で最も多かった答えは「どちらとも言えない」の1011人(33.7%)。目立った意見をみると、「病院の数が多すぎるのと、フリーアクセスで専門医への受診も患者が自由に選べることで医師の負担が増えている。医師の数自体は集約すれば足りるのではないでしょうか」(30代、勤務医、家庭医療)と現状を分析する視点が寄せられている。

 

「医師の数は不足していると思うか?」MedPeerリリースより引用


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