2023年2月14日 第7回ジビエ料理コンテストの受賞者発表 レシピを紹介・提供して消費者へ普及啓発

ジビエの普及啓発等に取り組む農林水産省の「鳥獣利活用推進支援事業」の一環として開催された「第7回ジビエ料理コンテスト」の各賞の受賞者が発表された。

農村地域で深刻な被害をもたらす有害鳥獣の捕獲数が増加傾向にある中、これを地域資源としてとらえ、野生鳥獣肉(ジビエ)として有効に活用する前向きな取組が広がっている。

こうした状況の中、農林水産省では、平成28年度からジビエの普及啓発や調査実証に取り組む「鳥獣利活用推進支援事業」において、ジビエの全国的な需要拡大を推進している。

「ジビエ料理コンテスト」は、この事業の一環として、事業実施主体である「一般社団法人日本ジビエ振興協会」が実施しているもの。選定・表彰された料理レシピを広く紹介・提供することで、消費者等への普及啓発を図り、ジビエの全国的な需要拡大や鳥獣利活用の推進を図ることが狙いだ。

今回が第7回となるが、「プロ部門」、「一般・学生部門」の2部門で合計220点の応募があった。それらについて書類審査、実食審査が行われた結果、農林水産大臣賞2賞含む合計12賞の受賞者が決定した。

 

プロ部門の受賞者

農林水産大臣賞は斉藤大樹氏(東京會舘)の「イノシシバラ肉のハスカップワイン煮とそのパイ包み 北の野菜と共に」、農林水産省農村振興局長賞は木村 夕星氏(株式会社京都ホテル ホテルオークラ京都 スカイレストランピトレスク)の「鹿ロースの低温調理ソースポワヴラードとソースベアルネーズ 猪バラのクロケットと共に 丹波地方フォレスティエール風」が受賞した。

一般社団法人日本ジビエ振興協会代表理事賞は細谷 岳史氏(Da Masa Pizza al Forno)の「パッケリの鹿肉詰め アーモンドのソース」、一般社団法人全日本司厨士協会会長賞は但馬 彰典氏(ホテルニューオータニ トゥールダルジャン東京)の「鹿ロース肉のウェリントン風 大分の恵み」、一般社団法人全国日本調理技能士会連合会会長賞は杉山 浩一氏(明治記念館 懐石料亭 花がすみ)の「いのしし肉のつくね彩々 赤味噌パウダーと共に」、一般社団法人日本エスコフィエ協会会長賞は井上 啓史氏(リゾートトラスト株式会社 ローズルーム名古屋)の「〝100%愛知県食材の生パスタ〟鹿の骨付スネ肉と原木椎茸の味噌煮込み風、柚子胡椒と葱のサラダ添え」が受賞した。

 

一般・学生部門

農林水産大臣賞は、立松 千佳氏(梅花女子大学)の「シューファルシー 鹿肉のロールキャベツ」、農林水産省農村振興局長賞は渡邊 篤子氏(服部栄養専門学校)の「三種の彩りおやき」が受賞。

一般社団法人日本ジビエ振興協会代表理事賞は石塚 空翔氏(エコール辻大阪)の「エゾシカ肉のロールカツ~ブドウ畑の香り~」、一般社団法人大日本猟友会会長賞は、赤塚 聖氏(エコール辻東京)の「鹿じゃが~山と里と人の思い~」、公益社団法人全国調理師養成施設協会会長賞は足田 恭一氏(エコール辻大阪)の「炊飯器で簡単!シカスネ肉のホロホロ煮込み~赤ワイン香るデミグラス仕立て~」、株式会社日本食糧新聞社賞は高橋 純子氏(服部栄養専門学校)の「エゾシカとそばの実のロールレタス 北海道クラムチャウダー添え」が受賞した。


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