2019年3月1日 ファッショントレンドを数理的に解析 東大生研准教授がシステム構築、ギャラリーを公開

最新ファッショントレンドの分析をAIがサポートし、有名ブランドのコーディネートを色やアイテムで気軽に検索―東京大学生産技術研究所准教授らの研究グループが、最新のファッショントレンドを、色やアイテムではなく、数理的に解析するシステムを構築した。

このシステムを構築したのは、東大生研の本間裕大准教授。オンラインメディアファッションプレスを運営する(株)カーリンと共同で、ファッションブランドのコレクション情報を数理解析用データとして一元管理し、最新ファッショントレンドの分析や評価を行うシステムを構築。ファッションプレスが持つ膨大なコレクション・ルック(コレクションの写真)を、色やアイテムなど従来とは異なる切り口で横断検索できる新ギャラリーを公開した。

有名ブランドが提案するコーディネートの横断検索機能はこれまでに例がなく、今回のギャラリー公開により、一般ユーザーはより主体的に最新ファッションを追求することができることとなる。また、数理解析システムを活用しながらエディターが執筆した2019年春夏コレクションの特集記事も同時に多数公開し、より魅力あるコンテンツを展開する。

 

膨大なコレクション写真

ルイヴィトンやグッチ、プラダに代表される多くのファッションブランドは、パリやロンドン、ミラノ、そして東京などで年に2回(春夏、秋冬)、コレクションを発表する。デザイナーの創造性が詰まったコレクションは、シーズンの最新トレンドを捉える上で極めて重要。ファッションプレスでは毎シーズン約800コレクション、計3万枚以上と、日本屈指の枚数となるルックを保持しており、ユーザーが気軽に楽しめるギャラリーとして公開している。

一方で、毎年、膨大な数のコレクションが発表されるため、ブランドやシーズンによる絞り込みだけでは、ユーザーが本当に見たいルックにたどり着くことが困難で、膨大なコレクション・ルックの適切なデータベース化と活用が望まれていた。

ファッションプレスが保持するデータを、より客観的に、さらに写真の情報を最大限に取り込みながら、これまでより幅広く取り扱えるように、東大生産研の本間研究室とファッションプレスは共同で、数理的アプローチを用いたコレクションデータの解析手法の探索を進めてきた。

重視したテーマは、①データの一元管理手法の確立と、②数理解析手法の構築。このうちデータの一元管理手法の確立は、各コレクション・ルックは画像データのため、そのままでは数理解析に適しないことから、データの扱いやすさを高めつつ、その膨大なルックを一元管理するためのデータフォーマットを整理し、実際に2014年以降のデータに対し、変換を施した。このデータベース構築によって、コレクション・ルックに対して飛躍的に数理解析がしやすくなった。

また、②数理解析手法の確立では、データに対してどのような数理解析が可能かについて、多角的に検証。その結果、データの偏りに関する統計的評価などの有用性が確認され、数理解析手法を、エディターが容易に取り扱えるシステムとして実装した。

2月22日から新ギャラリーや特集記事など、多数の新コンテンツをファッションプレスサイト上で公開している。これまではシーズンごと、ブランドごとでの絞り込みしかできなかった膨大なルックを、新たに色ごと、アイテムごと、あるいはその組み合わせなどで横断検索することが可能。ユーザーは、自身が好む色やアイテムにターゲットを絞り、コーディネート方法などを、ブランドを気にせず横断的に把握することができる。


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