2019年11月19日 ネット情報、3割が「拡散」を経験 人助けなど善意で(日本財団18歳意識調査)

インターネット上の情報について、真偽を確かめずに拡散してしまった経験を、若者の3割が有していることが、日本財団の調査でわかった。同財団が17歳から19歳までのハイティーンを対象に行っている調査『18歳意識調査』で明らかになったもの。「人助け」など善意の気持ちで情報を広めたという若者が多かったという。

 

情報収集、「新聞」は15%

調査によると、若者がメディアに求める情報で最も多いのは「天気・災害」に関するもので、回答率は68.9%。「芸能・音楽」も62.6%と多く、さらに「政治」46.7%、「経済」44.6%、「社会」39.5%となった。

また、情報収集の手段としてはテレビが最多で、回答率は82.1%となり、47.3%のツイッターやフェイスブックといったソーシャルメディア、45.1%のニュースサイトを大きく上回った。動画配信・動画共有サイトは36.4%、さらに友人・家族から情報を得ているとしたのは33.5%。一方、新聞(紙)は15.7%、雑誌は10.7%、ラジオは8.4%と、テレビ以外の従来からあるメディアの影響力の低下も浮き彫りとなった。

テレビ、ソーシャルメディア、動画配信・動画共有サイトなど、よく利用されている情報源は、「無料で見られる」「手軽に見ることができる」などのイメージが高い。さらに、さまざまな人の意見を見聞できることや一般の人の生の声が聞けるというイメージが相対的に高い現状が明らかになり、新聞は詳細な説明や情報の信頼度の高さというイメージを持たれているという。

 

フェイスブックは1割未満

利用しているSNSについて聞いたところ、トップはLINEで73.3%。ツイッターは69.3%、インスタグラムは36.5%という結果となり、フェイスブックは4.7%とあまり若者が活用していないことがわかった。SNSを利用していないと答えたのは8.1%。

SNSで見た情報の真偽を確かめたことがあると答えたのは、SNS利用者の65.2%だった。確認方法としては、「インターネットで詳しく検察する」「グーグルで検索」など、インターネットで調べたという内容が最も目立った。また、「色々な記事を見た」「インターネットや本といったその他いくつかのメディア」「テレビからの情報や複数のサイト比較」など、さまざまなメディアや記事を比べて審議を確かめたという回答も多く上がった。

さらに、「人に聞いた」「テレビや新聞紙」「公式のサイトを見に行った」「実際に現場に行った」「ツイッター」など、さまざまな手段で確かめていることもわかった。

 

SNSを鵜呑みにしていない

真偽を確かめなかった理由としては、「面倒」という理由が多数を占め、自ら情報収集の手間や時間をかけたくないという心理がうかがえた。ほかにも「確認するほど興味がある内容ではなかった」「真偽を確かめる必要があるような情報を収集しているわけではない」「重要な情報はツイッターで調べない」など、SNSの情報への関心の薄さや、SNSにはあまり重要な情報があがっていないという認識があることが見受けられる。

一方で、「確認の手段がなかった」など、どのような手段で真偽を確かめられるのかわからないという声もあがり、メディアリテラシー教育の必要性が感じられた。また、「信頼性のあるニュースしか見ていない」など、信頼している情報だから確かめなかったという回答があるなか、「そこまでSNSの情報は鵜呑みにしていない」と、もともと信頼していないからこそ真偽を確かめなかったという正反対の理由もあがった。

インターネット上の情報を虚偽と感じたことがあるかとの質問には、84.1%が「ある」と回答。真偽を確かめずに第三者に拡散してしまったことがあるかとの問いには「ない」が73.7%を占めた。真偽を確認せずに拡散した約3割にその理由を聞いたところ、「信憑性のある情報だと感じた」など、情報を真実と思い込んでしまったという理由が目立った。また、「人に話さずにはいられなかった」「面白そうな内容だった」など、他の人に共有したい内容であったという理由とともに、「人助け」「拡散して手助けしたいと思った」など、善意から拡散するべきと考えたという声も多くあがった。


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