2018年2月1日 ネットの医療情報を選ぶのは困難 情報源の見極めや専門家への相談が必要、医師調査

オンライン医療相談サービス「first call」を運営する株式会社Mediplatは23日、Web上で医療情報を検索することについて、医師の約9割が「正しいものにたどり着くのは容易ではない」と考えているという調査結果を公表した。情報源を見極めたり、最終的に専門家に相談したりすることを推奨している。

調査は、昨年の12月20日と21日に実施。医師専用コミュニティサイトMedPeerの登録医師530人を対象に、インターネットを通じて行った。

調査対象者に「一般の人がインターネット検索で自分の症状に合った正しい情報にたどり着けるか?」と尋ねたところ、52%が「たどり着くのは難しい」、42%が「たどり着けるがコツが必要」と答え、併せて94%が「容易ではない」と考えていることがわかった。コメントでは、「情報の信頼性を一般の人が判断するのは難しいと思う」や「同じ症状でも疾患は無数にある」、「基礎知識が抜けているので思い込みが激しいと失敗する」といった意見が寄せられていた。

さらに、「一般の人が正しい情報にたどり着くために、どのような点に注意すればいいか」という質問には、「ネット情報が、自身のためだけに提示されたものではないことを考えて参考にする」、「都合の良いものだけを選ばない。情報が正しいかを専門家に確認するのが重要」、「中立で、一般的に信頼されている医療施設や製薬会社などの医療情報サイト、厚生労働省のHPなどを利用すること」など慎重な対応を促す声が多かった。

「疑わしいと感じる医療・健康情報サイトには、どのような傾向があると思うか」という問いに対しては、「センセーショナルだったり、過度に断定的な言い方をするサイト」、「何らかの商品を購買させようと導くもの」、「科学的根拠の出典が全くない」などがポイントとしてあげられている。

 

■ ネットで調べた患者の対応 医師の3割「困った経験ある」

また、「自身の症状をインターネットで検索して自己診断するのではなく、まずは医師など医療従事者に聞いてほしいか」と質問したところ、77%の医師が「そう思う」と回答した。「インターネットで調べた医療・健康情報をもとに自己診断や処置をした患者の対応に困ったことがあるか」と聞いたところ、30%の医師が「ある」と答えている。具体的には、「薬の副作用について過大に不安をあおり、服薬が中断し、安定していた病状が悪化した」や「ネットのチェックシートで自分を勝手にADHDと診断して、特定の薬剤を要求された」といったケースがあったという。

 

■ 医師の大半はネットの情報発信に消極的

「インターネット上で一般向けに医療・健康に関する情報を発信しているか」という質問に対して、「発信している」と答えた医師は、「積極的」と「たまに」を合わせても6%にとどまった。88%の医師は、「患者ごとに違いがあるから」や「下手に発信すると逆に攻撃される可能性があるから」といった理由をもとに「発信しておらず、今後も発信するつもりはない」と答えている。


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