日本政策金融公庫農林水産事業は、1月に行った「平成29年度下半期消費者動向調査」でジビエの消費動向について調べた結果を公表した。それによると、ジビエを食べたことのある人のうち、「再度食べてみたい」と考えている人が7割以上であることがわかった。その理由としては「おいしかった」が最多回答となっている。さらに、ジビエを食べた経験がない人でも、4割の人が「食べてみたい」と回答している。

ジビエの認知度は6割強、50代以上の約4割が食べた経験あり 調査では、ジビエという言葉を知っているかが聞かれたが、6割強の人が「知っていた」と回答。年代別にみると、50代で「知っていた」が最多となり、50代から離れるにつれてジビエの認知度は低くなる結果となった。

次に、ジビエを食べたことがあるかが聞かれたが、3割強の人が「食べたことがある」と回答した。年代別にみると、年代が上がるほど食べた経験がある人が多くなる傾向がみられ、50代以上では約4割の人が「食べたことがある」という結果となった。

また、ジビエを「食べたことがある」と回答した人に、食べる頻度を聞いた結果、「年に数回未満」との回答割合が74.6%で最多となった。一方、5.0%の人が月に数回以上ジビエを食べていると答えており、少数ながらも日常的にジビエを食べている人がいることがうかがえる。

食べたことのあるジビエの種類を聞いたところ、「イノシシ」が75.9%、「シカ」が64.8%、「鴨」が53.1%、「キジ」が21.6%、「クマ」が19.9%の順となった。月に数回以上食べている人に限ると、ジビエを食べたことのある人全体の回答と比べ、「クマ」が46.9%、「野ウサギ」が28.1%、「山鳩」が18.8%で回答率が大幅に高くなっている。

レストランなどで調理されたものを消費する傾向 ジビエを食べた経緯については、「自ら狩った、または知人が狩ったジビエを購入、もしくは譲り受けた」との回答割合が36.9%で最多となった。次いで「地元のレストラン等で注文した」が35.4%、「ホテル・民宿等で提供された」が31.8%の順で続いている。一方、「地元のスーパー等で購入した」は10.2%、「旅行先のスーパー等で購入した」は5.5%で回答率が低く、スーパー等の小売店で購入するよりも、レストラン等で調理されたジビエを食べる機会が多いことがうかがえる。

月に数回以上ジビエを食べている人に限ってみると、「地元のレストラン等で注文した」が56.3%、「地元のスーパー等で購入した」が28.1%で上位に入っており、身近にジビエ料理を提供する飲食店やジビエを購入できる店舗があることが日常的な消費に繋がっていることが分かる。