11人が亡くなった札幌市の共同住宅「そしあるハイム」の火災を踏まえ、厚生労働省などは20日、火災を未然に防ぐポイントをまとめたチェックリストを公表した。介護保険最新情報のVol.625で周知し、全国の自治体や事業者などに活用するよう呼びかけている。

「たこ足配線をしないこと」「寝たばこは絶対にしないこと」。

今回のチェックリストでは、生活保護の受給者らの支援にあたる担当者が現場を訪問する際に気をつけるべき点、注意を促すべき点が整理されている。灰皿に水を入れて吸い殻を処理しているか、ストーブの近くに洗濯物を干していないか、使わない電化製品のコンセントを抜いているか、ガスコンロの周りに物を置いていないか、なども確かめるよう勧めている。同様の内容のリーフレットも添付されており、プリントアウトして掲示したり配布したりすれば幅広く役立てられそうだ。

厚労省は今回の通知で、未届けの有料老人ホームや無料低額宿泊所、あるいはその疑いのある施設を速やかに訪問し、防火対策の注意喚起を行うよう改めて自治体に要請。把握した情報を消防・建築部局と共有するとともに、入居者の安全を守る観点から問題があると考えられるケースについては、合同で指導するよう指示した。住環境が特に劣悪な場合は、生活実態に配慮しつつ適切な施設への転居を提案することも求めている。