2019年11月12日 がん患者向けレシピサイトが本格始動 症状や材料、料理の種類などで検索可能

国立がん研究センターは6日、今年9月に開設したがん患者向けのレシピ検索サイト「CHEER!」を本格始動させると発表した。全国のがん患者やその家族など全ての支援者に、生活のヒントとして活用してもらうのが狙いだ。がんに関するレシピサイトは多数あるが、料理教室と連携して患者や作り手の感想、意見を活かしたレシピ検索サイトは他に例がないという。

掲載されているレシピ(がん研資料より抜粋)

「CHEER!」は、Cancer(がん)、Help(助ける)、Eat(食べる)、Easy(簡単)、Recipe(レシピ)の頭文字を繋げて作った造語。食を通じて本人の支援者を応援(CHEER)するという意味も込められている。

検索項目は、①症状、②料理区分、③材料、④フリーワード‐の4種類。症状では、「吐き気・嘔吐」や「味覚変化」といった8種類から選択、料理区分は「主菜」や「副菜」などから、材料は「米・麺・穀類「や「卵」などからキーワードを選び、検索することができる。さらに、フリーワードでは、「にんじん」や「時短」、「簡単」をはじめ、様々な単語から条件に当てはまるレシピを探してくれる機能を持つ。スマホでも見れるため、調理の邪魔になることはなく、レシピ情報のみを印刷することも可能だ。

登録レシピは、2008年9月から東病院栄養管理室が本人と家族ら対象に主催した「柏の葉料理教室」で紹介した1000品以上のレシピのうち、人気のあった100品。材料や作り方に加え、調理時間や栄養量(エネルギー量、たんぱく質量、塩分量)、調理のコツも掲載し、必要な情報がまとめて分かるように工夫しているのが特徴だ。掲載しているのは、料理教室の参加者から得た食後の感想や、調理で難しかったポイントも反映させた改良版。そのほか、調理法以外にも、本人や家族に役立つ「がんと食事に関するアドバイス」や、患者から多く寄せられる質問にQ&A形式で答えるコーナーも掲載し、がん治療中の食事で悩む人のニーズにマッチしたつくりになっている。

通院しながら治療するがん患者が近年増加するにつれ、家庭での食事の問題が発生するようになった。また、「がんと共存する」時代になってきたことにより、がんと生活するうえでその悩みは多様化している。がん患者には高齢者が多く、食事つくりを担う配偶者が高齢だったり、家族をなくして1人暮らししていたりするケースも増えてきた。一方、若い世代のがん患者は就労や育児と向き合いつつ、自分以外の家族の食事に対応しなければいけないという状況がある。


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