2018年3月12日 「エイズは死に至る病」と半数が誤解 内閣府の世論調査で明らかに

「エイズを死に至る病」だと勘違いしている国民が半数以上に上ることが、内閣が2日に公表した世論調査でわかった。疾患や治療に関して、正しい知識が不十分な実態が浮き彫りになっている。

調査は今年1月11日から21日にかけて、調査員が個別面接によって聞き取るかたちで実施。18歳以上の日本人3000人を対象に行い、1671人(回収率55.7%)から有効な回答を得た。

政府によると、エイズはHIV(エイズウイルス)に感染して免疫力が低下し、決められた様々な疾患を発症した状態を指す。感染経路は性的感染、血液感染、母子感染の3種類。現状、体内のHIVを取り除く方法はないが、ウイルスの増殖を抑える治療薬が開発されたため、免疫力を維持することができる。そのため、HIVに感染、またはエイズを発症しても、薬を飲み続けるなど適切な治療を継続することによって、普通の生活を送ることができるほか、子どもを安全に出産することも可能だという。

エイズの印象を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「死に至る病である」の52.1%。それに「原因不明で治療法がない」の33.6%、「特定の人達にだけ関係のある病気である」の19.9%が続くなど上位3つに誤解がランクインした。正しい回答である「どれにもあてはまらず、不治の特別な病だとは思っていない」を選んだ人は15.7%にとどまった。

HIV感染の原因(複数回答)では、「無防備な性行為」(85.3%)や「注射の回し打ち」(73.6%)といった正しい回答が上位を占めた一方で、「蚊の媒介」(24.9%)や「ペットボトル飲料の回し飲み」(14.5%)といった間違いも散見された。

また、HIV検査は、全国の保健所において匿名・無料で受けることができるが、こうした事実を「知っている」と答えたのは52.0%だった。

内閣府世論調査から抜粋


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